 【2009年02月17日】 ちくわを食う女
今年の著書1冊目は『ちくわを食う女』(現代書館)だ。これには「中国語学者の日中異文化ノート」という副題がついている。それでも「ちくわを食う女」というのはかなり奇抜な題名らしく話題になっている。ある有名な中国人女性が,乗り物の中でちくわを食べたというだけの話なのだが,考えてみれば日本の女の子はそんなことはしない。ちくわはワンカップ大関と相性がよく,おじさんがちょっとした旅気分にひたるときに車内で口にするものだ。これが異文化でなくて何だろう。 そうしたら,「ちくわを食う女」はそれだけで一人歩きをはじめた,先日届いたメールでは「A君は実は<ちくわを食う女>とつきあっていて最近結婚もあるという話で……」とあるではないか。何のことはない,A君が中国人の女性とつきあっている,という意味だ。「ちくわを食う女」が中国人女性の代名詞になっている。なんだか漫画チックで,おかしみがあって,ちょっと申し訳ない。
最近出たもう1冊は『笑う中国語』(講談社)で,こちらは中国ジョークをめぐるエッセイ集。中国語がわかるからこそ笑えるものを集めてみた。さらにCDもつけて,実際にお気に入りのジョークを覚えて,「マイジョーク」として披露してもらいたいという思いを込めた。ジョーク力をつけて中国語の実践力を伸ばそうというのは,最近の私の主張である。 イラストは伊野孝行さんで脱力系だし,デザインは鈴木一誌,杉本さゆりコンビでなかなかのできばえだ。Booksをクリックすれば画像も見れます。
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