MAO的小屋 ~相原茂の隠れ部屋~
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日々の雑感。
【2009年03月08日】 第2期「相原塾」はじめます。

第2期生の学習テーマは、「★ネイティブの中国語に近づくために!」4月15日締切
日本人臭のする中国語から,ネイティブの中国語に近づく。それには日本語の論理、中国語の発想を理解し、どこに気をつけるべきかを知る必要がある。日本人が陥りやすい「日本式中国語」の特徴を示し、どうすればより自然な中国語を話せ、また書けるようになるのかを考える。今期は1回の授業で2テーマをとりあげ,具体例を示し,練習をしながら,よりゼミ形式に近づいた授業を行いたい。

1. 動詞はどうした?
日本語は動詞をよく省くが,中国語は動詞をきちんと言う傾向がある。常に動詞に意識的になることが大事だ。「動詞はどうした?」と自問するクセをつけよう。
2. 語気副詞を意識しよう
語気副詞とは「やっと,すぐに,ひょっとして,とっくに,まだ」など,話し手の気持ちを表すもの。これらを表す中国語の副詞の使い方をマスターする。日本語の底流にあるものを,中国語では明示する。
3. 語順をめぐる日中問題
日本語では動詞の前に来るものが,中国語では補語や目的語として動詞の後に置かれる。このような日中で語順が変わり,誤りやすい事象を集中的に考察する。
4. あなたと私 代詞の話
「これあげる」を中国語でいえば“这个给你”となる。代詞の“你”が省けない。中国語は一般に日本語よりも代詞を頻用する。指示代詞も含めた代詞の日中対照を行う。
5. 困ったら逆転の発想を
「郵便局は何時までやってますか」, これは“邮局几点关门?”と言えばよい。「彼女はまだ十代です」なら“她还不到二十”だ。「彼は留守です」なら“他不在”でよい。訳しにくい日本語をあっさり,簡単にしてしまう「逆転の発想,視点の変換」感覚を訓練する。
6. コロケーションに敏感になろう
日本語では「テレビを消す」というが中国語でなら“关电视”だ。「手紙を出す」のは“寄信”だ。動詞と目的語の結びつきはある程度固定している。中国語らしい中国語を話し,書くための最大のポイントがこのコローケーションだ。中国語では“搭配”と呼ばれる。常用“搭配”300を学ぶ。
7. アスペクトの考え方
中国語にはテンスは無いがアスペクトがある。アスペクトとは何か。その全体的なシステムと,アスペクトをめぐって注意すべきポイントを学ぶ。
8. 増える中国語,減る中国語
日本語には無いのに,中国語にすると,例えば量詞が必要になる。あるいは名詞の場所化マーカーが必要になる。逆に,日本語にある敬語や女性用終助詞が中国語では消える。このような視点から日中両国語の対照を試みる。
9. 可能の言い方,使い分け
「できる」を表す“能、会、可以”などの使い分けはなかなか微妙で分かりにくい。これらの意味と用法を理解し,さらに“得”などを使った可能補語との使い分けの問題も考える。
10.補語をマスターする
現代中国語の文法の核心は補語にある。結果補語,様態補語,程度補語,趨向補語,可能補語,数量補語などなど,これらが一律に補語と呼ばれているがその性格は異なる。動詞,形容詞を補い,より詳しく説明するものとしての補語の役割と個々の特質を講義する。
11.受け身と使役
中国語の受け身と使役の構文的特徴をふまえつつ,日本語との関連で,いかなる文を受け身にし,いかなる文を使役文にするのか,日中対照の観点から考察する。
12.疑問の半ばは 似たもの語
例えば「話しをする」と言う時には,“说话、谈话、讲话、聊天”という似たもの表現の中のどれを使えば最もふさわしいのか。中国語における類義語弁別の問題や,中国語シソーラスの可能性を探る。

◎相原塾の詳しいことは「ハオ中国語アカデミー」で検索。または下のサイトへ。
http://www.hao-net.com/s_cont/special_lesson2.htm


【2009年03月07日】 今年こそTECCを

新年が明けたと思ったら,もう3月だ。3月が終われば1年の4分の1が過ぎたことになる。ぼんやりしていると本当にまた年賀状書きだ。せめて目標を定めて,少しでも結果を残したい。
結果と言えば,来る6月7日(日)には今年度夏のTECCがある。第21回公開試験だ。3月1日から受験申込みを開始した。4月30日までが申込み期間だが,ともかく申し込んでおき,泥縄式の勉強をはじめられたらどうか。中国語ではこういうのを“临阵磨枪”というが,これは後に“不快也光”(切れ味は悪いが光る)と続く。「やらないよりはまし,結構役に立つ」という意味だ。勉強は付け焼き刃であろうと,1ヶ月だけであろうと,絶対「やらないよりはいい」のである。
わたしも最近またスイミングをはじめた。正直500メートルぐらい泳ぐと息があがってしまうのだが,それでも「やらないよりはずっとましだ」と自分に言い聞かせている。


【2009年03月01日】 公開講座のお知らせ

TLC東京ランゲージセンター公開講座
「日本語と中国語・・そのことばと文化」(全3回)

現在、全世界の日本語学習者の30%が中国語母語話者(中国, 台湾, 香港, シンガポール等の国・地域)であり, 日本に留学する学習者については70%が中国語母語話者です。
現職の日本語教師で一度も中国語母語話者に日本語を教えたことがないという人は稀でしょう。そうであれば, 日本語を教える側としても, 中国語の構造や中国の文化について最低限知っておくべきことがらがあるのではないでしょうか。
この公開講座では, 長年NHKの中国語講座で教えてこられた相原茂先生が、中国語母語話者が日本語を習得する過程において, 言語構造や文化背景の違いにより, どんなところでつまずいたり, 日本人と行き違いが生じたりするのか, 面白く, 興味深いエピソードを交えて紹介してくださいます。

第一回「日中異文化コミュニケーション入門」
日本と中国,ことばが違うのはもちろんですが,その文化も習慣も,そして考え方も違います。顔かたちは似ていますが,頭の中は異邦人です。日中イライラの正体がわかります。

日時:平成21年3月28日(土)14:00~15:30
会場:早稲田速記医療福祉専門学校(JR・東京メトロ高田馬場駅前徒歩1分)
http://www.wasedasokki.jp/site/access.html
受講料は無料ですが, 定員(50人・先着順)で締め切らせていただきます。

お申し込みは
① eメール tlc@tokyolc.jp (タイトルを「公開講座参加希望」とし, 本文に住所, 氏名を明記してください)
② お電話 0120-96-4688 または 03-5287-4690 まで

次回以降の予定

第二回(6月開講予定)「中国語と日本語 発想のズレを中心に」
中国人の話す日本語はなぜ変か。日本人の話す中国語はなぜおかしいのか。中国人に日本語を教える方に,また中国語を学んでいる方にも是非聞いていただきたい内容です。
第三回(9月開講予定)「こんなにちがう 日中漢字の話」
中国語の漢字は日本語のそれとところどころ違います。どうしてこういう違いが生まれたのか。簡体字と呼ばれる中国語の漢字はどういうしくみで作られているのか。漢字ばかりで外国の固有名詞や地名をどう表すのか。新しい漢字がこれから生まれるか。日中の漢字をめぐる話をします。


主催:TLC東京ランゲージセンター
〒171-0033 東京都豊島区高田3-10-12
JR・西武新宿線高田馬場駅 徒歩3分 東京メトロ東西線高田馬場駅徒歩1分
TEL03-5287-4690  FAX03-5285-0460
http://www.tokyolc.jp



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