MAO的小屋 ~相原茂の隠れ部屋~
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MAO'S Profile
雑誌、新聞、書籍などに寄稿したエッセイ集。
ハルピンの買い物事情

岸 弘子
我が家の愛犬「豆豆」は、先日、動物病院で免疫注射を済ませ、赤い冊子の免疫証明書と、立派な鑑札をもらいました(60元かかりました)。
もし、日本へつれて帰る場合は、この証明書が必要となるそうです。

ワンちゃんは、晴れて登録が済んだのですが、私の外国人登録がまだ済んでいないのは問題です。

それもこれも、「面倒なことは後でもいい」と考えて、手続きを日延べにしてきたスタッフのせいなのですが・・・。本来であれば、入国後24時間以内に手続きをしなければならない(観光客の場合は、宿泊先のホテルが一括して行っているそうです)のを、1ヶ月近く怠っていたのですから驚きです。着いてすぐは、「早めにお願いね」と何度も催促していたのですが、業務に追われてそれどころではなかったのと、あまり催促するのも気が引けたので、いつしか話題にしなくなっていたのです。

入国後1ヶ月近くなって、「今日、健康診断に行きます!」と突然言われ、「え、朝ごはん食べたよ」。日本で健康診断といえば、前日から節食をして、当日も朝食抜きが常識だと思っていましたから。

入国管理局で400元を払い、健康診断を受けました。といっても、実際に行ったのは採血と心電図ぐらいで、他はすべて自己申告でした。血圧などは「血圧は高いほう?」「うーん、普通かな」「じゃあ、110と90で記載しておくね」・・・で済んでしまいました。
その血液検査の結果を待って、公安局で今度は800 元を払って就労の為の登録をしなければなりません。朝の7時半から、スタッフの人が並んでくれて、10時ごろに、そろそろ順番だからと連絡が入りました。やっと登録終了と思いきや、「パスポートは預かります。2週間後に取りに来てください。」とのこと。しかし待てよ、1週間後に飛行機で大連に出張があったんじゃなかった っけ・・・。

さて、私は無事パスポートを手にして大連にいくことができるでしょうか。

日本であれば、規則は規則、絶対に曲げることはできないのですが、ここは中国。友人の親族の友人という公安局の人に頼んで、特別に数日間で返却してもらえることになりました。(こういうところはとてもありがたい・・・)。

さて、買い物についてですが、日本のようなスーパーもあり、不便はしないです。ハルピン工業大学の近くには、フランス資本の「カルフール」もあり、ほとんどなんでも揃っています(日本のソースだけは、どこにいってもありませんが)。でも、こちらに来てから、一度、スタッフのみんなにスパゲティーをご馳走する為に、材料を買いに行ったきりで、その後、一度も行っていません。

びっくりすることに、こちらのスーパーは、レジ袋が完全に廃止されていて、エコバックが30元程度で売られています。最初、知らなくて、買い物すべてを自分のかばんに詰め込んで帰りました。また、大きなかばんは、入り口でロッカーに預ける必要があり、店の中には持ち込めなくなっています(ロッカーは無料)。


学校と自宅の通勤路に、朝昼夕と市が立つので、買い物はほとんどそこで済ませてしまいます。それぞれ時間によって、市が立つ場所が違います。朝食は出勤の途中で揚げパンや蜂蜜パン、肉まんなどを買い(2元程度)、昼は昼市で牛肉面やマーラー面など(4元程度)を買い、夕食は野菜を買って自宅で野菜炒めを作って ・・・食べ物だけでなく、トイレットペーパーや衣類や靴、台所用品、電気製品など様々なものがあり、散歩がてらぶらぶら歩くと楽しいです。
ただ、店に気を取られて足元に注意をしていないと、犬の糞や痰を踏んでしまうことになりますから、くれぐれもご注意を(真冬には、糞や痰も凍ってしまうそうです)。市場と言っても 、歩行者天国ではなく、車両がけたたましくクラクションを鳴らしながら突っ込んできます。

店の人は威勢がよく、ちょっと怖く感じますが、話しかけると結構面白くて、人懐っこいです。ただ、初対面でも色々プライベートなことを聞いてくることもあるので、適当にやり過ごしています。会社の人から「あまり知らない人に日本人であることを言わないほうがいい」と言われたこともあって、少し警戒心を持って 接していたほうがいいかと思っています。
2008年10月12日


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